ということを先週急に思い出して、再読してみました。
ぼくらは春に、あたたかな絵の表紙が印象的です。
記憶だとアルコール依存症の母を持つ子供が、同じ班の人たちと遠足に行くために頑張る、くらいの話でした。
改めて読んだら記憶よりえぐい話だったので結構びっくり。
↓気温の中の登場人物
主人公 母がアルコール依存症の男の子(姉は万引きする)
魚屋の男の子(妹と祖父の介護あり)
小さいころに病気で障害が残った男の子
腎臓弱い(階段も禁止だから結構大変そう)車椅子使う女の子
兄が懲役刑経験者の女の子
結構登場人物みんな大変だよなというイメージでしたが、一番最後の女の子は両親を亡くして兄と二人暮らしをする子でした。
「兄の犯罪疑惑はいったいどこから?」という謎はありますが、それどころじゃないハードな設定でした。
刊行年が1996年でしっかりアルコール依存症って明記してあるところに作者の意思を感じます。
1996年ってアルコール依存症の診断名そこまでポピュラーじゃなかった気がするんですよね。
それでも診断名をちゃんと書く、しかもこの病気は退院した後が大事って言ってる。
これは、多分しんどい状況の子供への応援メッセージが多分に含まれてる気がすると思うのです。
小学生の時の私はこのメッセージを受け取って、それで何度も読み返してたのかもしれません。
家族がアルコールに依存してる家の雰囲気(家族同士の孤立、無関心、言動など)が、よく考えたら私の実家に近いんですよ。
こういう近さが私に魅力だったんだと思います。
当時は自覚できてなかったですが、あたたかな関心を感じてたんでしょうね。
記憶よりかなりヘビーな話でしたが、再読できてよかったです。
このタイトルで検索しても感想などがあまりなかったので、忘れる前に書いておきます。
(当ドメインが11周年ということで、たまに読んでくださっている方もいらっしゃると思い、今年はまめに色々書こうと思います。


