しかも主人公たちには今までの記憶がない。
キーワードは館の主を名乗る人物からのメッセージだけ。
それも「万華鏡を完成させろ」とな。
原作は同名のゲームで、この記事で扱うのはそのノベライズ版です。
原作ゲームの方は未プレイなのですが、とても楽しく読めました。
ワタクシ実は小説をあとがきから読むタイプなんですが、下巻に限って言えば
「これはあとがきから読まないほうがいい」という予感めいたものを感じて
上巻から続けて読みました。
結果としては大正解。
最後までワクワクしながら読めました。
ネタバレになっちゃうので詳細には語れないんですが、紋白さんが可愛い。
あとウサギと鉤翅(かぎは)が地味に私のツボでした。
原作は乙女ゲーだそうで、乙女ゲーといえばアンジェリークしかプレイしたことないんですが、
鉤翅は多分最初にクリアさせちゃうんだろうなあと思いながら読みました。
スチルとか気合い入れて集めちゃうよ。ウサギルートは、あるんだろうか。
お話としては、密室記憶喪失ものではお約束の「なぜそこに、彼らが集められたのか」です。
これに至るまでの話が切ない。
そして、館の主にまつわるバックグラウンドがなお切ない。
最後まで敵のままかと思いきや、きちんと救ってもらえて良かったです。
ウサギがさ、緋影の話になると目の色変えるのはちゃんと理由があったんだって読み返して気付きました。
ウサギとのお茶会の場面や温室等、殺伐とした空気の中でほのぼのした描写もあって
心和みました。
夕方から読み始めて一気に夜まで読みきってしまいました。
原作ゲームやりたい!となったので、どうにかプレイしたいんですが、ps vita持ってないんですよね。
原作ネタバレサイトとかを読み漁ってきます。