先日階段で滑って転んで尾骨にヒビが入ったはぴたんです。
全治1ヶ月だそうなので、しばらくおとなしくしてます。
全然歩けるんですが、念のため。
ですが元気です(謎の元気アピール)
さて、読書日記。
図書館で予約してから1年くらい待ったかな。
でも待った甲斐がありました、これは面白いです。
読後の感想は震える舌以来の「これはすごい作品だ」というもの。
なんですかね、一度読み始めたらページをめくる手が止まらないんです。
簡単にあらすじを述べると裁判官制度の補欠に選ばれた主人公が
自分の子育てについて考え、夫の隠された悪意に気づいていくまでの話です。
伝わらないな、ちょっと長いですが引用します。
「暴力など一度もふるったことがない。ものを投げたこともない。声を
荒げたことも、脅すような言葉遣いをしたこともない。陽一郎とふつうに
会話していると里沙子はずっと思っていた。最初に感じていた違和感は、
面倒を避けるためのみこめばすむものだった。
けれど実際は、青空のような陽一郎は、静かな、おだやかな、こちらを
気遣うようなもの言いで、ずっと私をおとしめ、傷つけてきた。私にすら、
わからない方法で。里沙子はそのことだけは、今やはっきり理解している。」
(P.395)
なんすかね、この共感できる文章は。
陽一郎のような人っていますよね。
私も何度か遭遇したことがあります。
何か話すたびに自分の話につなげて、マウンティングしてくる人とか。
もうね、この小説の主題って隠された悪意だと思ったんですね。
裁判官制度とか、子育てと虐待とか、そういうこともテーマとして扱ってる
のかもしれないですけど、私はこの文章が作者が一番書きたかったことなんじゃないか
って感じるくらい読んだ瞬間衝撃的でぐわーってきました。
久しぶりにこれお勧めって積極的に言いたい小説です。
2017年10月17日
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