全ては見返しの部分に載っていますので引用します。
「あたしは、まだ母に愛されたいと思っている。
いつか母は、私を愛してくれると信じている。
そんなことは無理だとわかっていても、あたしはあたしの
深いところで、いまも願っている。」
まあ御察しの通りです。
お母さんに嫌われている娘がいかにして母を棄てるか。
そういう話なんで、途中つらいエピソード満載です。
ちなみに私はこの本で三回本を閉じました。
一回目はお母さんに自由帳を破られるエピソード。
二回目はお母さんのために野菜炒めを作ったら怒られた話。
三回目はプレゼントを妹にメチャクチャにされた瞬間。
一個ずつ紹介してると私のハートが擦り切れるので、自由帳の話だけ。
お母さんがある日「自由帳を買ってきたよ」と言われたので、つい
「自由帳まだあるよ」と娘が答えてしまったら、突然母親に
自由帳をビリビリに破られてしまったというものです。
ねえしんどくないすか。
でも最後、お母さんと離れるという形で母を棄て、共存できるようになったので良かったです。
こういう本もっと増えて欲しいです。