2017年02月26日

水飲み習慣のその後

1時間に1回水を飲む習慣を身につけようと思って、
習慣化するための一環としてチョコレートを食べていたのだけど
結論としては一時間に一度は無理でした。

チョコレートを併用していても一時間に一回は忘れちゃう。
アラームつけるほどでもないので、結果なあなあになってしまいました。

でも水分摂取をしようという心がけで、二、三時間に一回の間で
お茶を飲むようになりました。
そういう意味では良かったのかな。

最近はミシンばかりで読書できていなくて、こういう日記でお茶を濁すのです。
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2017年02月19日

*読書日記『1998年の宇多田ヒカル』宇野維正

「それでもなお、彼女たちには自分から語らないことや、インタビューの席で誰からも
面と向かって訊かれなかったことがあります。その『語られなかったこと』
『訊かれなかったこと』に興味深い真実が隠れているのです」(p.18)

実にシャーロックホームズ的な前書きで始まるこの本は、1998年の宇多田ヒカル、椎名林檎、
aiko、浜崎あゆみをそれぞれインタビューや背景などから分析したものです。
曰く音楽業界の終わりの始まりの年だったと著者は結論付けています。

タイトルの「1998年の宇多田ヒカル」、すごく刺激的な書名をつけたなと思います。
1998年というと私は記憶はあるけど結構あやふやな時期で、でもautomaticのメロディーは
強く印象に残っています。
当時は姉の影響を強く受けていて、姉は宇多田ヒカルにすぐ飛びついていました。
もちろん椎名林檎のにも。
aikoと浜崎あゆみには姉はあまり反応してなかったですね。
当然私もあまり興味を持ちませんでした。

ああ、タイトルの話をしたかったんだった。
1998年の椎名林檎じゃだめだったのは、影響力もさることながら
その文字面が決め手になったんじゃないかなと思います。
数字、漢字、ひらがな、カタカナ。
日本語で使われる表記を全部使ったこの書名は秀逸だと思います。

身近にいそうで、でもなんとなく謎をはらんでいて、都市的でオシャレ。
宇多田ヒカルのイメージは私の中でこんな感じなんですが、そんな私が
思わず手に取った1冊です。

宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみ、それぞれに章があるので
誰か1人のファンって人はきっと興味深く読めると思います
posted by はぴたん at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誰か誉めてもらいたいほどの回復(の途上)

つい最近になって自分の食事を作れるようになった。
正確に言うとご飯を炊く以外の調理という行為ができるようになった。

2年前に心身ともに潰れてから、調理という行為自体ができなくなっていた。
かろうじてご飯を炊く能力だけは残ったのだけど、それ以外の野菜を切るとか
味の加減をするとか、そういうことは難しかった。
だから、1日3食納豆ご飯ってことはざらで、というかほぼ毎日で、鶏ガラみたいに
みるみる痩せていった。
そもそも1日3食食べること自体が少なかった。
(前から今に至るまで私は基本的にお腹が空かない)

デイケアに通うようになって、まず栄養面でわずかに改善が見られた。
お昼ご飯としてお弁当(それなりに栄養に気を使っているやつ)が食べられたからだ。
デイに行く日は1日1食は確保された。
カウンセラーの強い勧めで、1日2食は食べることを目標にして生活を立て直し始めた。
それが1年目。

2年目になってお惣菜を買いに行けるようになった。
基本的に出不精なので、この変化は大きかった。
とはいえデイの帰りにスーパーに寄るというパターンが多かったけど、とにかくは
家で納豆とご飯以外のものを食べるようになった。

そしてここ1ヶ月ほど、なんと自分でカレーを作ったり、うどんを茹でたりするようになった。
(ちゃんと野菜も切って入れている)
さすがに3種類以上の調味料を使いこなすことはできていないが、創味シャンタンデラックスと、
プチっと鍋とカレールウの三種の神器でとりあえず1食分を調理することができるようになった。

なんだか、感慨深い。
先ほどふと「自分は結構回復してきたな」という実感が湧いてきたのでここに記しておく。
posted by はぴたん at 20:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

*読書日記『ドミノ』恩田陸

27人と1匹が主人公で、たった376ページに彼らが等しく活躍する物語です。
舞台のオーディションに出る少女、月末の締め日に大きな契約を抱える保険会社の社員、
その他諸々、登場人物がそれぞれの事情を抱えて行動した結果、ドミノのように
話が動き出します。

気になる「どらや」の紙袋、人からもらったカルピスには要注意。
スピード超過には気をつけて。
色々と印象的なエピソードはあるのですが、詳しく書くとネタバレになってしまうので
控えます。
これだけの人数をきちんと描きつつちゃんと風呂敷をたためるってすごい。

だいぶ駆け足で読んでしまったのでもう一度読んで味わたいです。
解説は米原万里、嘘つきアーニャの真っ赤な真実もまた読みたいな。
posted by はぴたん at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

*読書日記『殺人者たちの王』バリー・ライガ

さよならシリアルキラーの続編。
大量殺人鬼の父親に育てられた青年ジャズが連続殺人事件を解決していく話です。
ジャズには彼女のコニーを大切にして欲しい、というのが前作の感想でしたが
あの聡明で優しかったコニーがあんな風になるなんて・・・という感じです。

作者はかなり名前というものを重視している気がします。
小説の始まる前に登場人物名の説明があるのですが、そこにコニーの家族の
名前を出しておいて、冒頭直後に同じ名前の違うキャラクターを殺しています。
そういえば、ジャズの父親はビリーという名前ですが、ジャズの父親代わりに
あたる人はウィリアムズという名前です。
(ビリーはウィリアムズという名前の省略形)

この名前にこだわる作者が次の最終巻でどんなまとめをして来るのか楽しみです。
そんなこんなで本を読みつつまた裁縫もしています。
今日は朝からダッフィーのセーラー服を作ってました。
ハート柄に茶色とバレンタイン要素を散りばめたつもりなんですが、
あんまりバレンタインっぽくまらなかったのが残念。
バレンタインらしさとは何かというところですね。

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posted by はぴたん at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする