2018年02月18日

*読書日記『黒蝶のサイケデリカ上下巻』秋月鈴音

目覚めたら記謎の洋館に閉じ込められて、命をかけて脱出をしなければいけなくなった。
しかも主人公たちには今までの記憶がない。
キーワードは館の主を名乗る人物からのメッセージだけ。
それも「万華鏡を完成させろ」とな。

原作は同名のゲームで、この記事で扱うのはそのノベライズ版です。
原作ゲームの方は未プレイなのですが、とても楽しく読めました。

ワタクシ実は小説をあとがきから読むタイプなんですが、下巻に限って言えば
「これはあとがきから読まないほうがいい」という予感めいたものを感じて
上巻から続けて読みました。
結果としては大正解。
最後までワクワクしながら読めました。
ネタバレになっちゃうので詳細には語れないんですが、紋白さんが可愛い。
あとウサギと鉤翅(かぎは)が地味に私のツボでした。
原作は乙女ゲーだそうで、乙女ゲーといえばアンジェリークしかプレイしたことないんですが、
鉤翅は多分最初にクリアさせちゃうんだろうなあと思いながら読みました。
スチルとか気合い入れて集めちゃうよ。ウサギルートは、あるんだろうか。

お話としては、密室記憶喪失ものではお約束の「なぜそこに、彼らが集められたのか」です。
これに至るまでの話が切ない。
そして、館の主にまつわるバックグラウンドがなお切ない。
最後まで敵のままかと思いきや、きちんと救ってもらえて良かったです。
ウサギがさ、緋影の話になると目の色変えるのはちゃんと理由があったんだって読み返して気付きました。

ウサギとのお茶会の場面や温室等、殺伐とした空気の中でほのぼのした描写もあって
心和みました。
夕方から読み始めて一気に夜まで読みきってしまいました。
原作ゲームやりたい!となったので、どうにかプレイしたいんですが、ps vita持ってないんですよね。
原作ネタバレサイトとかを読み漁ってきます。
posted by はぴたん at 21:50| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

*読書日記『やめてみた。』わたなべぽん

ある日、炊飯器が壊れた。
そこで急遽土鍋でご飯を炊くことに、そうしたら炊飯器で炊くよりご飯が美味しくて。
という出だしで始まるエッセイ漫画です。
炊飯器から始まって掃除機、もやもやする友人付き合いなどなど。
物だけではなく考え方の癖も手放すようになっていき、ちょっと生きやすくなったという話です。

読んでみての感想。
ゴミ箱の数を減らして常に部屋を綺麗にキープする話が印象的でした。
私は片付けられないタイプなので、よう出来るなあと感心しました。
結果綺麗にできてるんだし、すごい。
posted by はぴたん at 21:04| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

*読書日記『理科室のヴィーナス』

主人公の持つある特定の人へのどうしようもない執着、分かる気がします。
で、その執着から解放されたらその人と仲良くなれたりとか、あるあるって感じがします。

この話は理科のひとみ先生に憧れとも恋心ともつかないような、なんとも言えない感情を抱いた
主人公と何かあると暴力を振るってしまう少年マサキの話です。

少年の方は終盤暴力を振るわないって話になったけど、約束守れるくらいに気持ちを発散させる
手法を持っているのか不安ですが、まあいいや。

うまくあらすじが説明できないので、まとまりのない感想になってしまいました。
しかし、白衣にマーガレット柄の裏地をつけるって結構大変じゃないのかな。
本当に、特注でもしたのか。
posted by はぴたん at 17:19| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

*読書日記『凍てつく海のむこうに』ルータ・セペティス

海運史上最も悲惨と言われるヴィルヘルム・グストロフ号の悲劇を描いた群像劇です。
さも知ってるのように書いてますが、今回初めて知りました、ヴィルヘルム・グストロフ号。

1945年1月、ソ連軍の侵攻が進む中でナチスドイツ政府は、孤立した東プロイセンから
バルト海経由で住民を避難させようというハンニバル作戦を実施しました。
ヴィルヘルム・グストロフ号には1万人以上の民間人が乗り、うち5000人は子供でした。
ところがその船がソ連軍の魚雷を受けて沈んでしまうのです。

この本は若者四人がそれぞれに秘密を抱えながら、ヴィルヘルム・グストロフ号に乗り、沈没する
までを描いた本です。

「運命は狩人だ」「恥は狩人だ」といった構造的な繰り返しで、読み手を飽きさせない作品です。
「ペル・アスペラ・アド・アストラ」困難を通じて天へという意味ですが(p.122)それぞれの
若者はどうなるのでしょうか。最後まで目が離せません。
posted by はぴたん at 21:02| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月30日

*読書日記『つくえの下のとおい国』石井睦美

はてしない物語のショートバージョンというのでしょうか、
始めは白いもやに包まれた国でしたトホウ・モナイ国。
うーん、うまく説明できる気がしないのでアマゾンに頼ります。

「ありません。この部屋で遊ぶと、なにをしても、まほうがかかったみたいにおもしろくなるのです。
ある日、おじいちゃんのつくえの下で、二人がでたらめな歌を歌っていると、
「トホウ・モナイ国」から来たモモジョという、ピンク色の毛糸のかたまりのようなものがあらわれます。
「来たければ来い。来たくなければ来なくていい」と言って、壁にすいこまれていくモモジョ。
マナとリオも、壁のなかにはいっていきました。その先にひろがっていたのは、初めて見るような、
どこかで見たことのあるような、ふしぎな世界だったのです--。」


最初トホウ・モナイ国は誰かのもので、マナとリオの国ではなかったのですが、
白いもやを取り払ったり、木の枝に導かれていくうちに自分たちのトホウ・モナイ国を
発見していきます。
それがなんともファンタージエンぽい。

なんとなく印象に残った一言を引用します。
「わかるときがくればわかるのだから、わからないときにわかろうとしなくていい」p129
posted by はぴたん at 15:57| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする