2016年08月14日

*読書日記『もうひとつの手話 ろう者の豊かな世界』斉藤道雄

*読書日記
出版社:晶文社

先日ツイッターを見ていたら、こんなツイートを見かけました。

僕はこの宿題に大賛成。以下を埋めるのに、画一的になるわけがないじゃないか
・書籍の選択
・抜き出す箇所の選択
・きっかけ、読み始めの感想
・自分の体験
・書き出しの部分に戻って感想を付け足す
・自分がどう変わったか? https://t.co/lk1wLnZ2vU

@ockeghem

読書感想文の型、便利じゃんと思って実際に書いてみることにしました。

1.書籍の選択
いつも書いてる読書日記でも導入でよく「なぜこの本を手に取ったか」というのは説明していますね。
今回の「もうひとつの手話」を選んだのはツイッターか何かでお勧め
されていたからです。
何のツイートだったか記録しておけば良かったですね。
副題の「豊かな世界」というところも気になったポイントです。

2.抜き出す箇所の選択
読書感想文では冒頭で作品の引用をすることを勧めているらしいです。
そこで今回引用するのは以下の文章。
「徹夜で、夜も寝ないで考えて決めたんです。それは、聴者のために
一生懸命声を出したところでいったいなんになるんだと。自分は読み書き
もできるし、両親とも話はできる。
じゃあ、なんのために声出しているんだろうって考えたんです」(p.55)

引用したのはろう者の米内山さんの発言です。
米内山さんは手話も口話も出来た優等生だったそうなのですが、ある日
口話を辞めると決断したのでした。

つい最近までろう学校では手話を使わずに、口話法という唇の動きを
読み取る教育法を主流としてきました。
これは耳の聞こえない子供にも耳の聞こえる人(聴者)と同様に声に
出して「日本語」を発声させる教育方法です。
聞こえないのに、無理矢理口の中に先生の手を突っ込まれて発音を
教わるのだそうです。
苦しい教育方法です。

聞こえる先生方の主張はこうです。「子供たちを聞こえる世界になんとか
引き入れてやりたい」(p.53)

でもろう者の人たちは口話法よりずっと便利な言語を持っていました。
それが日本手話です。

米内山さんは学校に呼び出しを食らっても、日本手話を使い続けると
決めたのです。
この固い決意に私は本当に単純に凄いと思いました。
周りのみんなは英語を使っているのに、日本語だけを使い続けると
決めるようなものです。

3.きっかけ、読み始めの感想
読み始めた感想はそうですね、TBSのディレクターをしていた人が
書いただけあって読みやすいと感じました。
言葉遣いが優しく、つかみがうまいと感じました。

4.自分の体験
私自身は今まで手話に直接接する機会はなかったのですが、NHK
が放送している手話ニュースなんかは結構見ている方だと思います。
表情も言語の重要な要素なだけあって、見ていてとても面白い。
(のでお勧めです)

5.書き出しの部分に戻って感想を付け足す
さきほど「日本手話」と鍵括弧付きで書いたのには理由があります。
日本には手話と呼ばれる物が二種類あるからなんです。
一つはろう者の手話である「日本手話」。
もう一つが日本語の文法や単語を手の動きに対応させている「日本語対応手話」。
「日本手話」と「日本語対応手話」は全く異なる言語です。

日本で使われている手話なら日本語じゃないのと思われる方もいると
思いますが、日本手話と日本語は全く別の言語です。
英語と日本語と同じくらいに違う言語です。
もちろん日本語の影響は強く受けていますが、外来語たっぷりの日本語の
文章を見て「これは英語の文章だ」とは誰も言いませんよね。
例えば「グローバルな人的リソースをアサインしたプロジェクト」
みたいな文章です。

6.自分がどう変わったか
この日本手話は日本語と異なる言語体系だと知って、最初に気になったのは
NHKの手話ニュースや手話講座は一体日本語手話なのか日本語対応手話なのかという点。
気になったのでそれぞれのサイトを見てみたんですが、特に記載がないんですよね。
手話ニュースの方が表情が豊かなような気がするので、日本語手話でかなというレベル。
問い合わせれば分かるのかもしれません。

と、ここまで読書感想文の型に当てはめて文章を書いてみたんですが、
どうも普段私が書いているものとあまり変わり映えがしないと思うんですが
どうなんでしょうか。
私としては、読書日記書きたいけど、うまく感想がまとめられないって時に
使うと便利かなってくらいなんですが、最近本当に感想書きたいって時しか
ブログを更新していないので、なんかあんまり使わなくてもいいかなと
思いました。

ついでに宣伝。
NHKが日本語対応手話の単語をCGで説明している動画サイトがあるので、
以下にリンクしておきます。
何かあったときに便利かもしれないので、メモ程度に。
http://cgi2.nhk.or.jp/signlanguage/sp/index.cgi
posted by はぴたん at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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