2017年11月26日

*読書日記『ジェリー・フィッシュ・ノート』アリ・ベンジャミン

あー、ベンジャミンさんって私の前もってたギターの名前と一緒じゃんと
現実逃避したくなる程度には読んでてしんどい話でした。

友人と喧嘩別れ(まあそれ以前に関係は破綻していたんですが)した直後に
その友人が海で溺れて亡くなります。
その子は泳ぎがうまかったのに、溺れるはずないと思った主人公スージーは
死因はイルカンジンクラゲじゃないかとクラゲについて調べ始めます。
そして友人との別れを受容できるまでの話です。

ええと、スージーの社会性の未発達な描写が幼い頃の自分を思い出させてつらいです。
スージーとは違う形でもっと静かに関係が破綻した友人のことを思い出してしんどいです。
最後クラゲ博士に会いに行こうとして失敗する時が結構胸が痛いです。
アメリカの家出で親のクレジットカード無断で使うのはあるあるなのかなと思いました。
ソースは映画インサイドザヘッドとこの作品。
でも、あんなに賢い子のなのにビザのこと見落とすのは変なような感じがします。

とにかく心ヒリヒリする話です。
途中途中の含蓄あるクラゲ話が頭に入ってこない程度にはやられました。

あ、でもここいいなっていう章があったので引用します。
この子の感性この方向にいい感じに伸ばせれば素敵なアーティストか何かになれるんじゃ
ないかと思わせてくれる一節です。225ページ。
「ひょっとすると、人の最期って、実際に死んだ日じゃなくて、その人のことを、だれも
話さなくなったときなのかもしれない。死んでも本当には消えていなくて、輪郭だけ見える
暗い影になっているの。やがてみんなに忘れられていくと、輪郭も徐々に闇に溶けていき、
とうとう地球上ではだれもその人の名前を口にしなくなる。そのときがその人の最期で、
そばかすのついた鼻先や、ほほえんだくちびるも、永遠の消えてしまうのだ。
もしこれが本当なら、だれかが死んだあと、その人の名前を口にしないほうがいい。
だって名前をいうということは、いつかはいわなくなるときがくるってことでしょう。

そうしたら、そのとき、その人は永遠に消えてしまうことになるから。」
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2017年11月19日

*読書日記『かえたい二人』令丈ヒロ子

「ふつう」になりたい子が「ふつうなんてないんだ」って気づくまでのお話。
私は大きくなるまで「ふつうなんてないんだ」なんて境地に立てなかったので
この話の主人公はちょっと羨ましいです。

ヘンジンコと小学校で呼ばれいじめに遭ってた話とかは飛ばしながら読みました。
そんな主人公穂木ちゃんが転校した先の学校でなんとか「ふつうのこ」デビューをしよう
と目論み、なんと成功してしまいます。
クラスのキラキラグループに入れたのです。

ところがどっこいヘンジンコと呼ばれるだけあって変わっている穂木のお父さんも
変人の作家でした。
そんなお父さんが作るお弁当は怪物やsfネタをたっぷり仕込んだ変人弁当です。
キラキラグループの中でそんな弁当食べられないようと思っていたところ
陽菜という個性的なメイクをする子(化粧に似合わない超可愛い弁当を持たされている)と
お弁当を交換することになります。

途中まではそれでうまくいくのですが、まあ色々あって陽菜が穂木の弁当泥棒だと
勘違いされてしまいます。
そこでぶっちーんとキレてしまった穂木が演説をしてしまい、「ふつう」の化けの皮がはがれます。
でもその後自分らしく学校生活を営めている様子の方が楽しそうなので、「ふつうになろう」作戦は
失敗してよかったのかもしれません。
一瞬だけでもキラキラ世界を味わうことができたのだし。
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2017年11月12日

ゾンビサバイバル中です。

7DAYS TO DAYというゲームにはまっております。
falloutとマインクラフトにゾンビを足した感じのゲームです。
どちらもやったことありませんけど、多分そんな感じ。
特にストーリーはありません、ただ生き延びろってだけです。
死なないっていうのも結構難しく、ゾンビ出現しない設定にしていても
食事とか水分摂取を忘れると死んだりします。
というか私は過重労働しすぎなのか原因不明で死んだりしています。

ゾンビ出没しない設定にしていると関係ないのですが7日に1回
フェラルホードというゾンビ大出現イベントがあります。
基本スタイルはそれを生き延びるために拠点を武装するのが楽しいみたいです。
私は鹿さえまともに倒せない不器用者なのでゾンビに襲われたらひとたまりも
ありません。
なので基本ゾンビはいない世界でのんびりコーンやユッカ(サボテンの実)を
栽培して牧場物語やっています。
あ、牛はいないから農園物語かな。

まあなんにせよ楽しいです。
編み物とゲームとで忙しい幸せな毎日です。
posted by はぴたん at 21:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

*読書日記『ぼくとあいつと瀕死の彼女』ジェス・アンドルーズ

映画作りが趣味のグレッグと白血病のレイチェルの話。
恋愛話ではないです。
タイトルに「瀕死の」とある通り彼女、つまりレイチェルは途中で
死にます。
正直言って途中まであんまり面白くないなあと思っていたんですが、
レイチェルの死後グレッグの親友アールが言った台詞が正に普段私が
思っていることだったので引用します。

「オレはこのことでおまえを責めたくない。責めるわけじゃねぇけど、
これだけはいっとく。レイチェルのことは、おまえの人生に起きた
はじめての・・・・・・不幸なことなんだ。
だけどそれに過剰反応するのはやめろよ。過剰反応して、大事なことを
決めちゃダメだ。いっとくけどな、死ぬやつもいれば、バカみたいな
ことをやってるやつもいるんだ。オレはバカなことをやってる家族に
囲まれてる。昔はいつも家族のために自分が何かやんなきゃいけない
って思ってたんだよ、オレ。今もまだ家族のためにやってやりたいと
思ってる。けどな、まず自分がしっかりしてなきゃダメだ。まず自分で
自分の面倒をみなきゃいけねぇんだよ。それからだよ、誰かのために
何かやってやるのは」(p.330)

引用長くなっちゃいましたが、私が言いたいのは後半部分。
自分のことができてないのに他のことをしちゃだめ!ってことです。

これは私がいつもモタモタして、自分のことさえ時間がかかるって
ことが関係しているんですが、周りの人が掃除とか片付けとかしている
最中に自分だけ自分のことをやってるって心苦しいですよね。

でも、だからと言って自分の用事が済んでないのに片付けに参加しちゃうと
結果的に全体の時間が伸びちゃうんです。
全体が終わったのに自分だけが終わってないから、逆に待たせちゃうんですね。

そういうことを続けてると自分の評価も下がってきます。
だから、 「まず自分の面倒をみなきゃいけねぇんだよ。」ってことです。

いつも私が考えていることをうまく言語化してくれたなあという一冊です。
それ以外はぶっちゃけ私にはあんまり刺さりませんでした。
posted by はぴたん at 11:33| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする