2016年06月19日

*読書日記 『紙の動物園』ケン・リュウ

書籍名:紙の動物園 
著者:ケン・リュウ 
出版社:早川書房 

夢のような折り紙の世界。 
twitterで、いろいろな賞を総なめしていていると聞いて読んでみました。 
紙の動物園という表題作を含む短編集で、とても読みやすい本でした。 
読んでいて特に印象的だったのはやはり紙の動物園で、29ページに 
ものすごくコンパクトにまとまっています。 

物語は子供の時の回想で始まります。 
母親が折り紙で虎を作ってくれるのですが、それが自由に動くんです。 
生き生きとした描写がとても素敵で、引き込まれます。 
主人公は夢中になりますが、やがて成長していくうちに思春期特有の 
親に対する嫌悪感とともに折り紙で遊ばなくなっていきます。 
母親はがんで亡くなってしまうのですが、最期に「清明節になったら 
私(母親のこと)と折り紙のことを思い出して」と言い残します。 
2年後のある日、子供の頃のように折り紙が動き出して・・・・・・という話です。 

母親ががんで入院していた時、就職活動中の主人公は心配しながらも 
次の面接のことで頭がいっぱいになってしまう場面があります。 
birdの「これが私の優しさです」を思い出しました。

そういう時あるよね、という感じ。
posted by はぴたん at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月13日

めまいで検査を受けてきた話

ここ半年ほどめまいが酷くて、ついに耳鼻科に行きました。
そこで一時間半近く受けてきた検査をについて記録しておこうと思います。
検査の名前を確認し忘れたので、ざっくりした説明になります。

0.準備
お湯で目の周りを拭いてもらい、電極をつける。
化粧している場合はアルコールで拭くらしいのですが、私はアルコールに
弱くて赤くなってしまうのでお湯で。
左右の目6箇所くらいに電極が貼られました。

1.赤い光を目で追うやつ
白い壁に赤い光が当てられている状態で、光が左右に動きます。
その動きを目で追って目の動きを調べました。
光より視線が先に動かないように言われました。

左右を見た後は上下で同じ動作をします。
ただ光を追うだけなのですが、顔は固定されていて目だけを動かすので
途中で目が疲れてきて涙が出ちゃいました。

2.白い光の棒を見ていくやつ
今度は白い棒状の光が右から次々と流れていくのをひたすら見続ける検査。
これは目で追うというよりひたすら棒状の光を見るように言われました。
最初はゆっくりとした動きなんですが徐々に速くなって目が追いつかなくなります。
最高速度まで達したらまたゆっくりになって最後に動きが止まります。

ここで一旦部屋が暗くなるのですが私は目が疲れたせいか動いていない
のに自分がくるくる回っている感覚が出てきました。

同じように左から右に光の棒が流れるので、同様に眺める検査をしました。

3.仰向けになって検査技師さんに目を見られるやつ
すごくどの強いレンズのようなものを顔につけて仰向けになります。
検査技師さんが上から覗いて目の動きを調べる検査。
真っ直ぐ仰向けの状態、ちょっと頭を下にさげた状態、急に起き
上がった時の目の動きを見ました。

レンズ状のものが重くて首と鼻にめっちゃ負担がかかったのが印象的でした。
特に頭を下にさげた状態では鼻に重みが集中して痛かったです。
検査技師さんによると重くて評判が悪いらしいです。

4.耳の奥を冷やして意図的にめまいを起こす検査
これが一番謎だった検査。
どちらか片方の耳の奥を冷やすと(特定の情権が揃うと)めまいが起こる
ものらしいです。
なので意図的に片方の耳奥を冷やしてめまいの様子を探る、らしいのですが
何故か私はめまいを全く感じませんでした。
耳はきちんと冷えている感覚はあったんですが、いつめまいが
起こるんだろうと思っている間に検査が終わってしまいました。

検査技師さんも思ったような目の動きがなかったということで
両耳とも二回目の耳冷やし。
二回目もめまいのようなものは感じられず。
人によってはきゃあと悲鳴をあげるほどのめまいが起こるらしいんですが
私はなにもなく終わりました。

耳に何か問題があるのか?
というところ。
詳しい検査結果は近日中に診察を受けて聞いてきます。
posted by はぴたん at 04:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月11日

誠実さとはなにか

なんとなく憚られるものがあって、あえて昔の日付で更新をしています。
RSSリーダーとかだと公開日に関係なく拾ってしまうのだろうけど。

先日デイケアのアートセラピーで心動かすことがありました。
自分の中の誠実さのイメージを粘土で作り上げるというものでした。

私が作ったのはトゲトゲがいっぱいついた四面体。
トゲトゲは四角の半分側にたくさんつけて、もう半分は何もつけず。
言葉で説明すると難しいのですが、四角いハリネズミっぽい感じです。

誠実さを形で表すとしたら四角かなと思い、まずは四面体を作成。
トゲトゲは私の中の欲求を象徴しています。
私は誠実でありたい。
でも誠実さを突き詰めていくと私の中の欲求と拮抗する部分があると感じたからです。

理想は「自分がこうしたい」=それは誠実な態度であることなわけですが、
実際には「こうしたい」が必ずしも相手にとって誠実ではない(かもしれない)

誠実であるかどうかは自分より受け手の判断に委ねられる部分が大きい。
受け手が誠実でないと判断すれば私がいくら考えて行動した結果でも誠実ではない。
トートロジーですね。

私は人に対して誠実でありたい。
それは例えば嘘をつかないことであったり、相手を苦しませないことであったりします。
しかしながらそれって相手次第なので、私のしたいこととは別の方向なこともある。

先日のアートセラピーではその対立を表現できました。
自分の欲求を均してしまってトゲトゲを四角にすれば(私の考える)誠実さに到達できる。
でも、それでも私には私の希望があって、今は希望を押しつぶしてしまうことはしたくない。
自分の欲求があるからつらいんだと思うんです。
そういう風な説明をしながらちょっと泣きそうになりました。

対人関係に正解なんて無いと思うんですがね、どうしたら互いに平穏でいられるかは分からない。
もしかしたら私に見えてないだけで私の希望も叶えつつ相手が誠実と受け取る方策があるかもしれない。
事情を全部説明して相手に委ねるっていうのもあるでしょうし、私の希望自体を無かったことにする、
そういう方法もあると思います。

アートセラピーの先生は自分の欲求があってもOKだし、対立して苦しい状態なのもOKだと言ってくれました。
むしろちゃんと粘土で自分の欲求を表現してて「えらいじゃん」と言ってくれました。
えらいかどうかは分かりませんが、素直に作品の説明をできたことは良かったかなと思います。
自分でも喋りすぎたので後になったらちょっと恥ずかしい気持ちでいっぱいですし、
そもそも自分が作っておいて自分で涙目になるってどうなのって感じもありますが、まあ良いでしょう。

しばらくの間、粘土のセラピーは自分の中の誠実さと向き合う時間になりそうです。
このブログの読者さんにとっては誠実はどういう形をしていますか。
もしよければコメントで教えてください。
posted by はぴたん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする